ダイヤモンドは、炭素の同素体のひとつです。
その名前は、adamas(征服できない)というギリシア語に由来すると言われています。
炭素は4本の共有結合をとることができますが、その結合状態によって、数種類の同素体を形成することができます。
正四面体の立体結晶構造をとり、巨大分子となったものがダイヤモンドであり、正六角形の平面構造をとった膜が重なったものグラファイトとなります。
煤や木炭などは、結晶構造をもたないアモルファス状態で、「無定形炭素」と呼ばれます。
その他、フラーレン、カーボンナノチューブ、カーボンナノバッド、カーボンナノファイバーなど、様々な同素体があります。
美しく光り輝き、天然のものの中で最も硬いとされるダイヤモンドと、柔らかく、時には汚れとして扱われるような炭や煤、鉛筆の芯などに用いられるグラファイトが同じ元素からできているなんて不思議なものですよね。
また、「ダイヤモンドは炭素からできている」ことから、遺骨や遺灰から炭素を取り出し、メモリアル・ダイヤモンドと名づけられた人工ダイヤモンドを作るスイスの会社があるそうです。
ちなみに、高価なダイヤモンドであっても炭素でできているので、高温で加熱すると燃えて、二酸化炭素になってしまいます。
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